ProgressSoft、Sibos 2021で最新ソリューションを紹介
10月11日〜14日に開催された世界有数の国際金融イベント「Sibos(サイボス)」。同イベントに参加したProgressSoftは、オンライン開催となった今年も大きな成果をあげました。
Sibosのパートナー企業であるProgressSoftは、国の中央銀行が発行するデジタル通貨、企業や小売業向けデジタルバンキング、即時決済といった領域に関して、様々な最新技術や進展を紹介しました。
今年も注目を一身に集めたのは、「決済ハブプラットフォーム」と呼ばれるProgressSoftの決済ハブシステムです。CBPR+に完全対応し、SWIFTネットワークの認証を受けたこのソフトは、デジタルトランスフォーメーションを成功させるためのナンバーワン・プラットフォームです。Sibosに集まった何百人という組織の代表者らが、このシステムに大きな関心を示しました。特に銀行業においては、2022年末を期限としたISO 20022への完全移行が急務となっていますが、この決済ハブプラットフォームがあれば、銀行側のシステムにほとんど変更を加えることなくスムーズな移行が可能になることから注目が集まりました。更に、決済ハブプラットフォームはブロックチェーンと決済ネットワークに接続することができ、システム単体で国際送金を含むあらゆる形式の決済を対象としたオーケストレーションツールとして使用できます。
イベントに参加したProgressSoftの専門チームからは「即時決済やクロスボーダー決済は、今なお金融を取り巻く景色を見れば目立った存在に見えるが、今年のSibosにおいて本当に重要な話題は中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency/ CBDC)だろう」という考えも示されました。ProgressSoftのチームは、さらに、通貨の未来や、ProgressSoftのブロックチェーンベースの中央銀行デジタル通貨、推奨される実行アプローチ、世界の中央銀行が考慮すべき重要事項や検討課題といったテーマについて議論を展開しました。いずれの議論も、金融業界が現在考えているよりも早い時期に中央銀行デジタル通貨への移行が実現する未来を示唆したもので今後の展開が期待されます。