ProgressSoft の給与処理システム
PS-BankPay
ProgressSoftの給与処理システムは高度なツールとモジュールを搭載し、銀行におけるエンドツーエンドの給与処理と給与サイクルの包括的な管理をサポートする便利なソリューションです。
給与支払依頼の作成、データの取り込み、処理ワークフローを効率化することで、銀行が給与の支払いを正確に処理し、従業員が契約条件に定められた給与を満額かつ決められた支給日に受け取れるよう支援します。
特徴
シームレスな連携
PS-BankPayは社内取引を行う銀行のコア業務システムとの連携が可能であるほか、自動決済機関(ACH)、即時グロス決済(RTGS)、賃金保護システム(WPS)などの国家決済チャネルに宛てた銀行間の支払転記を実行することもできます。また、メッセージフォーマットはMTおよびISO 20022(MX)の双方をサポートしています。
多様な決済タイプ
PS-BankPayは給与、賞与、配当、期末支払い、先日付支払いなどさまざまな決済タイプに対応しており、1回のプロセスでACHや社内処理、RTGSなど複数の決済タイプを一括で処理することができます。複数チャネルから受領した支払いの処理も、システムから直接処理を開始することも可能です。
クライアントテンプレート
PS-BankPayでは、銀行の各クライアント向けに異なる形式のテンプレートを管理することができます。2Dバーコード付きの電子形式、保護されたExcelシート、固定長のコンマ区切りデータ(CSV)ファイルなど、クライアントが希望するデータ構造に応じたファイルをインポート、検証、パースして利用可能です。
その他の機能
給与情報ファイルの処理
PS-BankPayはSIFパース/検証機能を用いて規制機関により義務付けられている国家の給与情報ファイル(SIF)を検証・処理し、規制機関で導入されている賃金保護システムとシームレスに連携します。
自動勘定調整
PS-BankPayには、銀行のコア業務システム、ACH、および自身のシステム間での勘定調整を自動で行う自動検知・アクション遂行機能が搭載されています。
スマート設定
PS-BankPayにはレコードごとの手数料、対象となる銀行、決済タイプ、決済カテゴリなどの手数料管理に役立つモジュールも備えられています。付加価値税(VAT)の設定・計算、雇用主が希望する設定に応じた決済処理を行うことも可能です。
動的ワークフロー
PS-BankPayでは決済タイプとステータスに応じてワークフローを柔軟に設定することができます。ストレート・スルー・プロセッシング(STP)、入力者/承認者、検証担当者などを含むワークフローを設定可能です。取引が重複している場合は自動で検知するなど、正確性のチェックも充実しています。
さまざまな処理ニーズに適応可能
PS-BankPayは分散型または一元型の給与処理など、銀行の運用戦略に応じた処理方法をサポートしています。上記の方法いずれにおいても、銀行側にすべての取引の明細が提供されます。全取引の情報が運用チームと給与担当チームのそれぞれに向けて分割された形で表示されるため、各チームで必要な情報のみをチェックして業務を効率化させることができます。
記憶モジュール
PS-BankPayは独自の記憶モジュールを使用して一般的なデータエラーを自動修正します。記憶モジュールはソース内のデータエラーを検知・制御・修正するほか、手動入力の手間を省いてデータの二重登録などのミスを回避します。
ダッシュボード&レポート
PS-BankPayはリアルタイムの管理情報システム(MIS)とレポート生成、監査記録、詳細なレコード履歴などの機能を備えています。さらに、データ予測、サービス品質保証(SLA)、ユーザーの生産性などをまとめたレポートの生成も可能です。
メリット
顧客満足度の向上
決済処理の待ち時間をほぼゼロレベルまで短縮し、お客様の満足度向上に寄与します。
正確性の向上
データの手入力をなくし、処理時のエラーを払拭します。
アクティビティのオートメーション
ファイル形式の変換やシート上での計算など、時間を要する手作業をシステムで実行します。
コスト削減
銀行で負担せざるを得ない諸経費を削減。時間とコストをより有効活用できる代替ツールとして機能します。
エンドツーエンドのソリューション
本ソリューションひとつのみで、給与支払いのワークフローに関わるすべてのプロセスを一元管理できます。
関連サービス
PS-WPS
賃金保護システム